家の売却は浄化槽があってもできる?方法やポイントを解説

2026-05-19

家の売却は浄化槽があってもできる?方法やポイントを解説

この記事のハイライト
●浄化槽とは汚水を処理する設備のことで設置されていても家の売却はできる
●下水道が整備されている場合とされていない場合で売却方法が異なる
●空き家でも電源は落とさないでおくことや買主に浄化槽の使用や管理に関する知識を伝えることなどがポイント

家に浄化槽があると「売却できるのだろうか…?」と不安になりますよね。
下水道が完備されている家と違い、いくつかの注意点に気を配る必要があります。
今回は浄化槽のある家は売却できるのか、方法やポイントについて解説します。
群馬県伊勢崎市で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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浄化槽のある家は売却できる?

浄化槽のある家は売却できる?

まずは、浄化槽とはなにか、設置されている家は売却できるのか否かについて解説します。

浄化槽ってどんなもの?

浄化槽とは、汚水を処理する設備のことです。
キッチンやお風呂、トイレなどの生活排水をタンク内にいる微生物が綺麗にして、排水します。
下水道が完備されていない、エリアに設置されるのが一般的です。
下水道の場合、区域内で発生する生活排水が一括で処理できるようになっています。
その反面、浄化槽は家ごとに設置される設備であることが特徴といえるでしょう。

使用者に課せられる義務とは?

浄化槽の使用者には、保守点検・法定検査・掃除の3つの義務が生じます。
そのため、点検や掃除を定期的におこなわなくてはなりません。
年間にかかるコストの例は、下記のとおりです。

  • 掃除:2万5,000円
  • 法定検査:5,000円
  • 保守点検費用:1万8,000円
  • 電気料金:1万1,000円

下水道と比べると、手間やコストがかかるのがデメリットです。
タンク内で綺麗にされているとはいえ、汚水が直接河川や側溝に放流されることになります。
そのため、点検や掃除、検査をしっかりとおこなう必要があります。

2つの種類

浄化槽には、下記の2つの種類があります。

  • 単独処理浄化槽
  • 合併処理浄化槽

単独処理浄化槽とは、トイレの汚水のみを処理するタイプです。
お風呂やキッチン、洗面の生活排水は、そのまま河川や側溝に流されます。
悪臭や衛生環境悪化などの観点から、法律が見直され、平成13年以降は新しく設置することが禁止されました。
法改正がある前から設置されているものは、そのまま使用できるものの、合併処理浄化槽に交換することが推奨されています。
合併処理浄化槽とは、トイレとともに、お風呂やキッチンなどほかの生活排水も処理できるタイプです。
生活排水をまとめて綺麗にできるため、環境への負担が少なく、下水道を同じレベルの水質を維持できます。

売却はできるのか?

結論から申し上げますと、浄化槽のある家でも売却は可能です。
単独・合併どちらが設置されていても、売却してはいかけないという決まりはありません。
ただし、下水道が完備されている家とは異なる手順を踏む必要があります。

正しい使い方とは?

タンクのなかの浄化能力には、限界があります。
そのため、キャパオーバーにならないよう注意が必要です。
油や生ごみを大量に流したり、トイレットペーパー以外の紙を流したりしないようにしましょう。
微生物が減ったり死滅したりして浄化能力が追い付かないと、悪臭やタンク内の劣化につながります。

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浄化槽のある家を売却する方法

浄化槽のある家を売却する方法

続いて、浄化槽付きの家を売却する方法について解説します。

下水道が整備されている場合の方法

下水道が整備されている場合は、浄化槽を撤去したうえで売却活動を開始します。
下水道が完備されていれば、問題なく排水処理できるからです。
なお、方法はすべて撤去する方法と、埋め戻しがあります。
埋め戻しの場合、撤去したときと比べて、コストを抑えられるのがメリットです。
ただし、地中に放置されることになるので、下記のトラブルや問題に注意する必要があります。

  • 建物を建てるときに邪魔になり、手間や費用や余分に発生する
  • 地盤の強度が低くなり災害時に地盤沈下が起こる可能性がある
  • タンクの劣化によりなかの汚物などが流出する恐れがある

状況によっては、買主から契約解除や損害賠償請求される可能性があります。
そのため、埋め戻しを選ぶ場合は慎重に判断なさってください。
安心して購入してもらうためには、撤去するのがおすすめです。
撤去する場合は、撤去工事が完了したあと、30日以内に使用廃止届出書を提出します。
提出場所は、群馬県や伊勢崎市役所などの、自治体の窓口です。

下水道が整備されていない場合

下水道が整備されていないエリアに家がある場合は、浄化槽付きの状態で売却します。
下水道が完備されていない場合、撤去したり埋め戻ししたりすると、買主が生活できないからです。
撤去や埋め戻ししないで売却するときは、タンク内を掃除して綺麗な状態で引き渡します。
掃除するのは、買主が綺麗な状態で新生活をはじめられるよう、売主側のマナーといえるでしょう。
掃除にかかる費用の目安は、5人家族用で2~5万円です。
また、耐用年数もチェックしておきましょう。
浄化槽の耐用年数は、30年程度となるのが一般的です。
耐用年数を超えても、使用できなくなるわけではありません。
しかし、老朽化や不具合が生じる可能性があるため、売却前に点検しておくのがおすすめです。

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浄化槽のある家を売却するときのポイント

浄化槽のある家を売却するときのポイント

最後に、浄化槽のある家を、売却するときのポイントについて解説します。

空き家でも電源は落とさないでおく

ポイントとしてまず挙げられるのが、空き家でも電源を落とさないでいることです。
空き家の場合、電気やガスなどのライフラインを停止しているケースも少なくありません。
使用しないのであれば、停止していても問題ないでしょう。
しかし、浄化槽がある場合、電気の供給を止めてしまうと、タンク内にいる微生物が死滅する恐れがあります。
先述のとおり、微生物が減ったり死滅したりすると、汚水を排出できず、悪臭やタンク内の劣化につながります。
悪臭が発生してしまうと、内覧時にマイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。
購入候補から外されてしまう恐れもあるため、電気の供給は止めないようにしましょう。

浄化槽があることを隠さないで伝える

浄化槽があることを隠さないで、伝えることもポイントの一つです。
下水道が整備されている場合、買主にとっては不要物となります。
隠して引き渡した場合、クレームや大きなトラブルになる恐れがあるでしょう。
告知することによって、値下げに応じる必要があったり、販売期間が長引いたりすることもあります。
しかし、隠したことが原因で起きたトラブルは、法的な責任を問われる可能性もあります。

買主に使用や管理に関する知識を伝える

ポイントとして、買主に使用や管理に関する知識を伝えることも挙げられます。
買主のなかには、浄化槽のある生活をしたことがない方もいるからです。
先述のとおり、油や生ごみを大量に流したり、トイレットペーパー以外の紙を流したりすると、不具合が生じる可能性があります。
「聞いていなかった!」と、クレームにつながる恐れがあるので、使用方法や管理方法についてあらかじめ伝えておくことがポイントです。

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まとめ

浄化槽とは汚水を処理する設備のことで、設置されていても家の売却は可能です。
下水道が整備されている場合とされていない場合で、売却方法が異なります。
空き家でも電源は落とさないでおくことや、買主に浄化槽の使用や管理に関する知識を伝えることなどがポイントです。
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