家の解体工事でローンを組むことは可能?利用可能なローンの種類を解説

2025-03-18

家の解体工事でローンを組むことは可能?利用可能なローンの種類を解説

この記事のハイライト
●解体工事ではローンを利用することが可能で自治体によっては補助金がもらえることもある
●解体工事向けのローンには住宅ローン・解体ローン・プロパーローンなどがある
●融資が実行されるのは解体工事完了後なので自己資金で一旦解体費用を支払う必要がある

空き家は早急に劣化が進むため、管理を怠ると大きなトラブルに繋がる恐れがあります。
あまりにも老朽化した建物は解体するのが望ましいですが、建物を解体するには多額の資金が必要です。
今回は群馬県伊勢崎市にお住まいの方に向けて、家の解体工事に利用できるローンの種類と注意点について解説します。

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家の解体工事にローンを利用できる?

家の解体工事にローンを利用できる?

家の構造や広さなどによっては、数百万円という多額の解体費用がかかります。
一括で払うのが難しい場合、ローンを組めたら助かりますよね。
結論から申し上げますと、家の解体工事にローンを利用することはできます。
各金融機関で解体工事向けのローンを取り扱っているので、条件を比較してみると良いでしょう。
まとまったお金を用意するのが難しいという場合も、ローンを利用すれば負担を抑えて解体工事を依頼できます。

解体ローンは審査に通りやすい傾向にある

解体だけを目的としたローンは、ほかのローンに比べて審査に通りやすい傾向にあります。
日本では空き家の増加が社会問題になっており、国が空き家対策をおこなっているためです。
解体工事向けのローンにはさまざまな種類がありますが、なかでも利用しやすいのが「解体ローン」です。
解体ローンとは、その名のとおり家を解体する際に利用できるローンを指します。
金利も低めに設定されているので、うまく活用することで月々の負担を抑えながら返済できるでしょう。

補助金が出ることもある?

長期間放置されて老朽化が進んだ空き家は、ローンに加えて自治体の補助金制度を活用できる可能性があります。
空き家は倒壊や犯罪の温床になるリスクがあり、自治体としてもなるべく早い解体を望んでいるためです。
たとえば伊勢崎市では、住宅の除却に要する費用に対して最大50万円を支給しています(2025年1月時点)。
補助内容や条件に関してはその都度変わることがあるため、改めて自治体に問い合わせてみることをおすすめします。

費用の目安は?

家の解体工事にかかる費用は、建物の構造や坪数などによって異なります。

  • 木造:30坪 120~180万円・40坪 160~240万円・50坪 200~300万円
  • 軽量鉄骨造:30坪 180~240万円・40坪 240~320万円・50坪 300~400万円
  • 鉄筋コンクリート造:30坪 210~270万円・40坪 280~360万円・50坪 350~450万円

造りが頑丈なほど解体工事に手間と時間がかかるため、費用が高くなる傾向にあります。
また周辺環境や前面道路の広さなども影響するので、確実な金額が知りたい場合は見積もりを依頼しましょう。

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家の解体工事に使えるローンの種類

家の解体工事に使えるローンの種類

家の解体工事に使えるローンには、複数の種類があります。
それぞれで条件が異なるので、利用可能なローンの概要を確認しておきましょう。

種類1.住宅ローン

住宅ローンは、本来家の購入や建築をする際に利用するものです。
しかし建て替えに伴う解体工事であれば、住宅ローンを利用することができます。
つまり「家を建てるのであれば、解体費用も含めて融資をしますよ」ということです。
住宅ローンは一般的なローン商品に比べて金利が低く、返済負担を抑えられるというメリットがあります。
ただし解体工事のみを住宅ローンで賄うことはできず、また解体と建て替えを別々の業者に依頼できない点に注意が必要です。

種類2.解体ローン

解体ローンとは、解体工事にかかる費用を融資して支払うローンのことです。
住宅ローンのように建て替えが条件になっていないので、解体工事だけに利用できます。
解体ローンも金利が低い傾向にあり、さらに保証人や担保が不要なケースが多いです。
また融資の条件も比較的緩いため、利用しやすいというメリットもあります。
ただし、すべての金融機関で利用できるとは限らず、金利条件はそれぞれ異なります。

種類3.プロパーローン(無担保ローン)

プロパーローンとは、銀行独自の多目的ローンで、無担保ローンとも呼ばれています。
住宅ローンとは異なり、保証人や保証会社を立てなくても、融資を受けることが可能です。
保証人を頼める方がいなくて困っているという方にとっては大きなメリットでしょう。
ただし保証人や保証会社が不要な分、審査が厳しくなる傾向にあります。
ローンを組む際は何度も金融機関に足を運び、話し合いをおこなわなければなりません。
入念な審査がおこなわれるため、申し込みから融資が実行されるまで数か月ほどかかります。
スケジュールが後ろ倒しになってしまわないよう、解体工事開始予定日から逆算して計画的に準備を進めましょう。

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家の解体工事にローンを利用するときの注意点

家の解体工事にローンを利用するときの注意点

家の解体工事にローンを利用することは可能ですが、注意点もあります。
後悔しないためにも、ローンを利用するにあたり気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

注意点1.手続きに時間がかかる

注意点としてまず挙げられるのが、ローンの手続きに時間を要することです。
住宅ローンや解体ローンなど、いずれのローンを利用する場合にも、審査から融資までに時間を要します。
とくにプロパーローンは審査に多くの時間がかかるため、融資を受けるまでに数か月ほど必要です。
建物を取り壊すまで修繕や管理はおこなわなければならず、固定資産税や都市計画税などの税金も発生します。
建物を解体するのであれば、なるべく早めに利用するローンを決めて審査を申し込みましょう。

注意点2.さまざまな書類を取得する必要がある

ローンの審査を受ける際には、建物に関する書類を提出しなければなりません。
そのなかでもとくに重要なのが、解体費用の見積書です。
解体費用の見積書は、解体業者に現地調査を依頼することで作成してもらうことができます。
どの解体業者に頼んで良いのかわからないという場合は、ぜひ不動産会社にご相談ください。
解体業者や建築会社と連携している不動産会社であれば、信頼できる業者をご紹介できる可能性があります。
また解体後に売却を検討している場合は、売却の手続きまで一貫して依頼できるので、手続きがスムーズに進むでしょう。

注意点3.解体費用の支払いのタイミングと融資が実行される時期に気を付ける

住宅ローンを利用する場合でも、解体費用を自己資金で一度支払う必要があります。
解体費用は、解体工事が完了した後にしか振り込まれないためです。
着工前の手付金が必要となるケースもあり、その場合は自己資金から捻出しなければなりません。
まとまった現金を用意するのが難しい場合は、解体業者と交渉して支払いタイミングを遅らせる方法もあります。
解体費用を支払うタイミングと融資が実行される時期は、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

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まとめ

家の解体工事に使えるローンは複数あり、自治体によっては補助金が出るケースもあります。
建て替えに伴う解体なら住宅ローン、解体のみであれば解体ローンやプロパーローンなどを用いることが可能です。
ただしローンを利用する場合、業者の選定から見積もり依頼、書類の準備、審査など多くの時間がかかります。
また解体工事の費用は工事完了後の支払いとなるため、自己資金で一旦支払うか、解体業者と交渉して支払いタイミングを遅らせるなどの対処が必要です。
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