不動産オークションとは?利用する方法やメリットについて解説

2023-11-14

不動産オークションとは?利用する方法やメリットについて解説

この記事のハイライト
●不動産オークションとは民間の企業が不動産取引の場を提供するサービス
●不動産オークションを利用する際は自分で物件情報の掲載や契約手続きをおこなう必要がある
●不動産オークションは手間がかかるうえにトラブルも多いため仲介や買取を利用するのがおすすめ

最近は「不動産オークション」で物件を売却する方法が注目されており、利用を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし不動産オークションは、手間がかかるうえにリスクもあるため、概要や流れをしっかり把握しておく必要があります。
そこで今回は、不動産オークションとはなにか、利用方法や流れ、メリットについて解説します。
群馬県伊勢崎市で不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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不動産オークションの方法とは?仲介・買取との違い

不動産オークションの方法とは?仲介・買取との違い

「オークション」といえば、品物を出品して売買するサイトや、美術品などの取引をイメージする方が多いのではないでしょうか。
オークションとは、入札期間を設定して売りたいものを出品し、もっとも高い値段で入札した方に売却する形式のことです。
そして、実は不動産を出品するオークションがあり、インターネット上で売買がおこなわれています。
そこでまずは、不動産オークションの概要や仲介・買取との違いについて解説します。

不動産オークションの概要

オークション形式での不動産売買というと、「競売」を思い浮かべる方も多いでしょう。
不動産オークションとは、裁判所が債権を回収するためにおこなう競売とは異なり、民間の企業が提供するサービスです。
売主が不動産オークションサイトに売りたい物件の情報を掲載し、購入希望者がインターネット上で入札をおこなう仕組みになっています。

不動産オークションの方式

不動産オークションには、下記の2種類の方式があります。
競り上がり方式
競り上がり方式とは、売主が設定した最低価格からスタートし、入札者が高値を更新するたびに価格が上がっていく方式です。
繰り返し入札することができ、最後にもっとも高値で入札した方が落札者となります。
ポスティング方式
ポスティング方式とは、参加者がそれぞれ1回だけ入札する方式です。
そのなかでもっとも高値で入札した方が落札者となります。
なお、競売ではこのポスティング方式が採用されています。

仲介・買取との違い

仲介とは、媒介契約を結んだ不動産会社が、売却活動をおこなって買主を探す方法です。
売主は内見時の対応をする必要がありますが、自分で買主を探したり書類を作ったりといった手間はかかりません。
仲介は、不動産情報誌やレインズ、店頭の掲示板などで物件の情報を掲載し、広く公開できる点が大きなメリットです。
また買取は、不動産会社が直接買主となって物件を買い取る方法であるため、売却活動をおこなって買主を探す必要はありません。
不動産オークションの場合、自分で不動産オークションサイトに登録し、入札によって購入希望者を募ります。
仲介や買取との大きな違いは、取引が個人対個人でおこなわれることです。
買主とのやりとりや、さまざまな手続きなどを自分でやらなければならず、トラブルが多いのが実状です。

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不動産オークションの一般的な流れとは?

不動産オークションの一般的な流れとは?

では実際に不動産オークションを利用する場合は、どのように手続きを進めれば良いのでしょうか。
不動産オークションで物件を売却する際は、以下のような流れで進めるのが一般的です。

  • オークションサイトを選定し物件の情報を掲載する
  • 入札開始
  • もっとも高値で入札した方が落札する
  • 落札者と売買契約を結ぶ
  • 決済・引渡し

それぞれの内容について、順番に解説します。

オークションサイトを選定し物件の情報を掲載する

まずは売却したい物件の情報を整理し、不動産オークションサイトを選定します。
そして、サイト上の案内に沿って必要事項を入力し、物件の情報を掲載します。
その際には、最低落札価格も設定しなければなりません。
最低落札価格が高い場合は、入札参加者が集まりにくい可能性があります。
反対に低く設定した場合、入札参加者は集まりやすいですが、安い価格での売却になることもあり得るため注意が必要です。

入札開始

あらかじめ指定した日時になると、入札が開始されます。
先述のとおり、不動産オークションには2種類の方式があり、それぞれのルールに沿って入札がおこなわれます。

もっとも高値で入札した方が落札する

あらかじめ設定した期限になった時点で、もっとも高値で入札している参加者が落札者となります。
ただしポスティング方式の場合は、条件によって2回目の入札を募集する「2回戦方式」を採用することも可能です。

落札者と売買契約を結ぶ

入札が終わり落札者が決まったら、不動産売買契約を結びます。
このとき不動産会社を介していないため、個人対個人でやりとりをしたうえで契約しなければなりません。
なお、トラブル防止のため、不動産会社を紹介するサイトもあります。

決済・引渡し

買主が住宅ローンを利用する場合は、金融機関の審査にとおらなければなりません。
問題なく住宅ローンを利用できる場合は、決済日に売却代金を受け取ったあと、物件を引渡します。
このとき、不動産の所有権移転登記が必要です。
ご自身で手続きすることも可能ですが、スムーズに登記をおこなうために、司法書士に依頼することをおすすめします。

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不動産オークションのメリット・デメリットとは?

不動産オークションのメリット・デメリットとは?

最後に、不動産オークションで物件を売却するメリット・デメリットについて解説します。

メリット

不動産オークションのメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
早く売却できる可能性がある
不動産オークションはインターネット上でおこなうため、全国どこからでも時間を気にせず入札できます。
また入札の期限をあらかじめ設定するため、短期間に集中して購入希望者を募ることが可能です。
したがって、仲介や買取より早く売却できる可能性があります。
高値で売却できる可能性がある
とくに競り上がり方式の場合、自分が入札した金額より高値で更新されると、より高値で入札したくなるかもしれません。
入札参加者同士で競争心が生まれ、最終的には想定以上の高値で落札されたというケースもあります。

デメリット

不動産オークションは、以下のようなデメリットも生じるため注意が必要です。
トラブルになる恐れがある
不動産オークションで物件を売却する場合、インターネット上でのやりとりが多いため、不安になることも少なくありません。
たとえば急にキャンセルされたり、落札者と連絡が取れなくなったりと、トラブルになる恐れがあります。
不動産オークションサイトから高額な手数料を請求される可能性もあるため、信頼できるサイトを選ぶことが大切です。
自分で手続きしなければならない
先述しましたが、不動産オークションで物件を売却する場合、手続きは自分でおこなわなければなりません。
不動産売買には専門的な知識を要する場面が多く、高額な取引をすべて自分でおこなうのは困難です。
また不動産オークションサイトは、まだ整備が不十分な面もあります。
したがって、不動産を売却する際は、不動産会社の仲介もしくは買取を利用することをおすすめします。

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まとめ

不動産オークションとは、不動産売買を目的に民間の企業が提供するサービスです。
広く情報を公開することで早く買主が見つかる可能性はありますが、買主とのやり取りや売買契約などを自分でおこなう必要があります。
手続きがスムーズに進まなかったり、トラブルになったりする恐れがあるため、高額な取引である不動産売却は不動産会社を介しておこなうことをおすすめします。
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