築30年の家の価値はどのくらい?売却しやすい条件や売却方法も解説

2023-09-12

築30年の家の価値はどのくらい?売却しやすい条件や売却方法も解説

この記事のハイライト
●築30年の家は建物の価値がなくなり売却価格は土地の価値だけになる
●人気のエリアにあったり必要な修繕がおこなわれていたりする家は築30年でも売却しやすい
●古家付き土地として売ったりホームインスペクションを実施したりするとスムーズな売却が見込める

古家の売却では「築30年の家でも売れるのだろうか…?」そのように悩む方も少なくありません。
築30年は購入需要が大きく減るタイミングとなるため、売却が困難になるのは事実です。
しかし、売り方によってはスムーズな売却が目指せます。
今回は築30年の家の価値や、土地所有者にとって売却しやすい条件、売却方法について解説します。
群馬県伊勢崎市で古家の売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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売却するなら知っておきたい築30年の家の価値

売却するなら知っておきたい築30年の家の価値

まずは、売却するなら知っておきたい、築30年の家の価値について解説します。

築30年の家の価値は?

家は築20年を経過すると、価値がほぼなくなるという考えが一般的です。
建物には、構造などに応じた耐用年数が定められています。
耐用年数とは、利用するうえで耐えられる年数のことです。
家は築年数の経過とともに少しずつ価値が減少し、最終的には耐用年数を超えて価値がゼロになります。
国税庁が定めている、構造別の耐用年数は下記のとおりです。

  • 木造:22年
  • 鉄骨鉄筋コンクリート:47年
  • ブロック造・石造・レンガ造:38年

群馬県伊勢崎市を含む日本において、一戸建ての多くは木造建築です。
そのため、築30年の家は建物の価値がなくなり、売却価格は土地の価値だけになります。

家の価値が下がる理由1:耐震基準を満たしていないケースが多い

家の資産価値が下がる理由のひとつに、耐震基準を満たしていないケースが多いことが挙げられます。
耐震基準には、旧耐震基準と新耐震基準があり、新耐震基準は1981年5月31日に施行されました。
そのため、1981年5月31日以降に建てられた家には、新耐震基準が適用されているでしょう。
しかし、それ以前の家は、旧耐震基準で建てられた可能性が高いです。
新耐震基準は、震度6~7程度の地震でも耐えられることが建築の際の条件となっています。
その一方、旧耐震基準では震度5程度までしか耐えられません。
築30年の家は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があるため、価値が下がる恐れがあります。

家の価値が下がる理由2:境界がずれている可能性がある

境界がずれている可能性があることも、価値が下がる理由のひとつとなります。
家の売却では、土地も一緒の売り出すケースが多いです。
家が築30年を超えている場合、土地の境界がずれ、曖昧になっている可能性があります。
境界が明確でないまま引き渡してしまうと、正確な土地の面積や価値が把握できません。
また、買主が将来、境界を巡って隣地の住民とトラブルになったりする恐れもあるでしょう。
そのため、築30年の家は買主が見つかりにくく、価値に影響が出てしまいます。

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築30年でも売却しやすい家の条件とは

築30年でも売却しやすい家の条件とは

続いて、築30年でも売却しやすい家の条件について解説します。

一戸建ての条件1:整形地

売却しやすい一戸建ての条件として、まず整形地であることが挙げられます。
整形地とは、正方形や長方形など、整った形をした土地のことです。
敷地を有効的に活用できたり、家を建築しやすかったりといったさまざまなメリットがあります。
反対に、三角形や台形などいびつな形をした土地は不整形地と呼ばれます。
家を建築しにくかったり制限を受けたりすることがあるため、整形地に比べると人気がありません。

一戸建ての条件2:敷地に面する道路幅が広い

敷地に面する道路幅が広いことも、売却しやすい条件のひとつです。
道路幅が狭いと、駐車しにくかったりほかの車とすれ違いにくかったり、さまざまなデメリットがあります。
車の運転を日々おこなう方にとって、道路の狭さがストレスになることもあるでしょう。
敷地に面する道路幅が広ければ、車の出し入れも運転もスムーズにおこなえます。

マンションの条件1:都心部や人気のあるエリア

マンションの条件として、都心部や人気のあるエリアにあることが挙げられます。
築30年以上であっても「人気のあるエリア」という魅力的なポイントがあるため、すぐに成約できた事例も多いです。
この条件は、マンションだけでなく一戸建てにも当てはまります。

マンションの条件2:大規模修繕の直後

築30年は大規模修繕のタイミングとなります。
大規模修繕が終わった直後のマンションは、価値が上昇し、高値で売却できる可能性が高いです。
そのため、大規模修繕がいつ実施されるかを、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

マンションの条件3:メンテナンスや手入れがまめにおこなわれている

メンテナンスや手入れがまめにおこなわれている場合、築30年でも売却しやすくなります。
建物は築年数の経過とともに価値が下がり、設備も劣化していきます。
必要な修繕をおこなわずにいると、生活するうえでさまざまな支障が出るでしょう。
修繕やリフォームが実施されている場合、売却しやすくなるだけでなく、査定額が上がる可能性もあります。
この条件も、一戸建て・マンション問わず言えることです。

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築30年の家を売却する方法

築30年の家を売却する方法

最後に、築30年の家を売却する方法について解説します。

方法1:古家付き土地として売る

方法としてまず挙げられるのが、古家付き土地として売ることです。
古家付き土地とは、土地をメインに売り出す方法となります。
築30年を経過しているからといって、家そのものの価値がゼロになった訳ではありません。
そのため「リフォームやリノベーションをして住みたい!」「古民家に暮らしたい」というニーズに応えることが可能です。
家が古い場合、解体して更地にして売る方法もあります。
解体すると古家がなくなり見た目がすっきりしますが、解体費用がかかったり、固定資産税が上がったりするのがデメリットです。
そのため、古家付き土地として売るほうがメリットは大きくなります。

方法2:ホームインスペクションを実施する

ホームインスペクションを実施することも、築30年の家の売却方法のひとつです。
ホームインスペクションとは、建物の劣化状態や不具合の有無を、専門家がチェックするサービスのことです。
家の健康診断のようなもので、中古物件の売却時に実施されるケースが多いと言えます。
築30年の家を購入する場合、不具合の有無を気にする買主も多くいることでしょう。
ホームインスペクションによって、家のコンディションを把握できれば、安心して購入に踏み切ることができます。

方法3:必要な修繕をおこなう

リフォームまでしなくても、築30年の家を売る場合は、必要な修繕をおこなっておくことが大切です。
水漏れや給湯器の故障など、住むうえで致命的な不具合は、売却前に直しておきます。
重要な設備が壊れていたり、そのままの状態では生活に支障が出たりする不具合があると、いくら価格が安くても買主は見つからないでしょう。
そのため、売り出す前に家の状態をチェックし、修繕すべきところは直しておきます。

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まとめ

築30年の家は建物の価値がなくなり、売却価格は土地の価値だけになります。
しかし、一戸建て・マンションそれぞれに、築年数が経過していても売却しやすい条件があります。
ホームインスペクションの実施や、最低限の修繕をおこなっておけば、古家でもスムーズな売却が見込めます。
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